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国際教育交流・異文化理解促進事業

第58回「外国人による日本語弁論大会」(2017年度)スピーチ動画

大会の模様はNHK Eテレより、2017年7月15日(土)午後2時〜3時に放送されました。
出場者12名のスピーチは以下をスクロールしてそれぞれご覧になれます。

日時
2017年6月17日(土)午後1時〜5時
会場:
ノバホール(茨城県つくば市)
主催:
国際教育振興会、国際交流基金、つくば市
後援:
外務省、文化庁、茨城県、茨城県教育委員会、つくば市教育委員会、茨城県国際交流協会、つくば市国際交流協会、NHK、NHKエデュケーショナル、日本語教育学会
協賛:
キッコーマン、専門学校新聞社、にほんごの凡人社、リコージャパン、留学生新聞、つくば市文化振興財団、オークラフロンティアホテルつくば、稲葉酒造

お使いのブラウザで動画を見られない場合にはYoutubeの日米会話学院チャンネルページからご覧下さい。

    • アコルカル オムカル シャーム 「私が日本でバーベルを挙げる日」
      アコルカル オムカル シャーム

      (Mr. AKOLKAR Omkar Shyam)
      インド出身、千葉大学 大学生

      4年前、私はウエイトリフティングの大会で負けて、とても落ち込んでいました。今の私があるのは、その時声をかけてくれた素晴らしい日本人のおかげです。この経験から、日本には世界に誇るべき文化があると気付きました。私は2020年東京京オリンピックに出場し、日本文化の魅力を伝え、日本と世界を繋ぐ架け橋になりたいと考えています。私のモットーは、「為せば成る」です。情熱を持って話しますので、ぜひ聞いてください。

    • チャウ エン・イ・アイリニ 「おもてなしって?」
      チャウ エン・イ・アイリニ/文部科学大臣賞

      (Ms. CHOW En Yi Eirene)
      マレーシア出身、ミドルベリー大学(アメリカ) 大学生

      私の出身マレーシアは多文化が共存している国です。私も子供の時から色々な言語や文化に接してきました。そんな環境で育った私が米国バーモント州にあるミドルベリー大学に入学した時、新たな外国語を勉強しようと思ったのはとても自然なことでした。そしてマレーシアで小さい頃から日本のアニメを見て育ったので、日本語を勉強することに決めました。東南アジア出身の私が、アメリカの大学という西洋のアカデミックな環境で、経済学を勉強しながら東アジアについて勉強するのはとても刺激的な四年間でした。先月大学を卒業し、故郷のマレーシアに帰る途中日本に寄りました。今日は私が憧れる日本人の礼儀正しさについて体験して感じたことを皆様にお伝えしたいと思います。

    • 白藤 シンデレラ 「それって当り前ですか?」
      白藤 シンデレラ

      (Ms. SHIRAFUJI Cinderella)
      ソロモン諸島出身、豊橋市在住 主婦

      日本人と結婚し私の人生は大きく変わりました。 まるでソロモンから日本にタイムスリップした感覚です。初めは言葉や生活、気候の違いにとても苦労しましたが、そんな時、沢山の日本人に助けてもらえたことに心から感謝しています。世界は違えど人間として大切にしなければいけないことは同じだと思います。今日はそんなメッセージを皆さんにお伝えします。私の将来の夢はソロモンと日本の架け橋になることです。今日は夢の第一歩となるようがんばります。

    • チン ゴウ 「魔法の『甘いタイム』」
      チン ゴウ

      (Ms. CHEN Ao)
      中国出身、広島市立舟入高等学校 高校生

      中国で中学1年生から4年間日本語を勉強し、昨年9月から広島の高校で学んでいます。学校では剣道部に入って伝統的な武道の魅力を味わっています。また、日本語教室で平和学習をしたり他の国の留学生と交流をしたりしています。日本人の礼儀正しさとおもてなしの気持ちに触れる度に、私の心はまろやかになり、人とのかかわりを楽しめるようになりました。残りの1カ月も、出会った人々との絆を深めていきたいと思います。

    • ダン ヴェト タン 「ベトナム人を嫌わないで」
      ダン ヴェト タン

      (Mr. DANG Viet Tan)
      ベトナム出身、関彰商事 会社員

      最近、日本に滞在しているベトナム人が激増してきて、複雑な状況になっています。犯罪者もたくさん出ていて、 特に不法残留や万引きなど犯罪が多いです。実際、私は通訳人として県内の警察署や検察庁に行ったり弁護士さんと一緒に面会に行ったりして、日本で犯罪を起こしたベトナム人のために通訳しました。この仕事していていい思い出ではないですが、その事情が分かってきました。この場で皆様に伝え、お互いに理解をしながらベトナム人だけではなくて外国人との絆を深めていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

    • エニケエワ カミーラ 「羽ばたけカンガルー」
      エニケエワ カミーラ

      (Ms. ENIKEEVA Kamilla)
      ウズベキスタン出身、筑波大学 研究生

      私は将来日本とウズベキスタンとの外交にかかわる仕事がしたいです。その夢を叶えるために筑波大学に日本語と日本文化を勉強しに来ています。日本語、日本文化の勉強以外にも、サークル(テニス)、一人暮らしの経験を通じて、精神的、経済的に自立したいです。よろしくお願いたします。

    • シマンキェヴィチ ドミニカ 「日本語を愛しすぎた外国人の悩み」
      シマンキェヴィチ ドミニカ

      (Ms. SZYMANKIEWICZ Dominika)
      ポーランド出身、千葉大学 大学生

      こんにちは!日本語が大好きなドミニカです!日本語だけでなく、綺麗な自然、素敵なお寺と神社、にぎやかな祭り、美味しい食べ物、海、山、田んぼ。。。大好きな日本についてもっと学びたいと思い、日本学科に入ることにしました。2年前初めて日本に来て、ポーランドに戻ったら、もう一度行きたくなり、再び来てしまいました。日本のとりこになってしまいました。

    • ホウ エイ 「考えさせてください」
      ホウ エイ(豊 睿)/外務大臣賞/会場審査員賞

      (Mr. FENG Rui)
      中国出身、琉球大学 大学生

      中学生の時から独学で日本語の勉強を始めました。中国では大学で日本語を専攻し2年が経った昨年9月に日本に来る機会を得ました。日本では、日本人だけでなく世界各国から来た留学生と積極的に交流し留学生生活を楽しんでいます。色々な人と交流しているうちに次第に日本人との接し方が判るようになり、さらに日本の文化を深く理解できるようになりました。日本での留学期間は日本語学習の正念場だと心得、今のこの時間を一分でも一秒でも大切にしたいと頑張り続けています。この大会への出場も自分を高めるためのチャレンジの一つです。

    • アルメイダ・メーロ アンドレイ 「タトゥーはこわいですか?」
      アルメイダ・メーロ アンドレイ

      (Mr. ALMEIDA MELO Andrey)
      ブラジル出身、千葉科学大学 大学生

      私は小さい頃から日本のアニメを見て育ちました。高校生のころ、友達が日本の小説を貸してくれました。最初は、村上春樹の「ノルウェイの森」でした。ポルトガル語でいくつも読みましたが川端康成の「たなごころ」という短編小説集の中の「骨拾い」に心が引かれました。祖父が無くなり、一人で生活することになった17才の青年が主人公です。自分自身の生活と重ね合わせて深く感動しました。日本に来て8か月がたちます。少しずつ日本語で小説が読めるようになりました。現在、夏目漱石の「坊ちゃん」に挑戦していますが、漢字がまだ難しいです。

    • アルオウェシィール アズハール サルマーン 「日本人の優しさ」
      アルオウェシィール アズハール サルマーン

      (Ms. ALOWASHEEIR Azhar Salman)
      サウジアラビア出身、早稲田大学 大学生

      2007年にキングアブドゥル奨学金をいただけることになったため、他の人と違ってあまりよく知られていないこの国を選びました。文化や言語を知らない世界に入り込みました。そして、私のように日本語が上手じゃない外国人にとって「日本語が上手ですね」という言葉がどのような影響を与えるかについてお伝えしたいと思います。

    • オク ソッケン 「上代の和歌で知った日本人の感情表現」
      オク ソッケン/主催団体賞

      (Mr. OUK Sokhen)
      カンボジア出身、東京日本語教育センター 研究生・日本学生支援機構

      私は三年前にもこの大会に出場しました。しかし、優勝の壁は高く、残念なことに頂点に立つことなくそのまま帰国することになりました。今度は国費研究留学生として再び来日し、改めて挑戦したいと思い、本年度の大会にもう一度応募しました。私が大学四年生の時に日本文学の中の「和歌」を学んだことを通して知った日本人の感情表現についてお話します。私達カンボジア人学生が作った川柳もご紹介したいと思います。

    • ソ ボング 「日本の『家族』、韓国の『食口』」
      ソ ボング(徐 鳳救)

      (Mr. SEO Bong Ku)
      韓国出身、大阪大谷大学 大学生

      私が日本に初めて訪れたのは小学生の頃でした。その時は、まだ幼かったこともあり、韓国と日本の文化的な違いを意識することがなかったのですが、大学生となり再度留学生として日本に訪れてみると、その違いを身に染みて感じられるようになっていました。見た目や生活習慣といった外見的な要素はともかく、その中身は全く違うということに気付いたのです。日本と韓国はお隣さん同士なこともあり、良い意味でお互いを外国人扱いしないのですが、実際のところは、「家族」という身近な存在に対する捉え方一つを取って見ても、全く異なる見解を持っているということを、今回の弁論を通じで一人でも多くの方にご理解頂ければ幸いです。

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